高麗家は高麗神社の神職を代々務めてきた旧家で、住宅は境内の隣接地にあります。建築年代は、慶長年間(1596~1615)と伝えられています。建築様式は古く、17世紀のものであることは確実と指摘されています。
東日本の民家の中では古い形を遺している極めて重要な例とされ、昭和46年(1971)6月に重要文化財に指定されました。永年の風雪に耐えて伝えられてきたものの、傷みがひどくなっていたため昭和51年(1976)10月から昭和52年9月にかけて、建物の全解体による根本的大修理が行われました。現在の姿は、その修理工事の際に建設当時の姿を復元したものです。
建物は茅葺きの入母屋造りの平入りで、その大きさは桁行七間半、梁間五間で長方形の平面をなしています。間取りは、土間と5つの部屋で構成されています。大黒柱(棟持柱)がなく、細い柱で梁を支えているのが特徴で、桁と柱には杉、梁にはケヤキ・松が用いられています。手斧(ちょうな)や槍鉋(やりがんな)が使用され、全面的に丸みを帯びた仕上げになっています。
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